英単語を覚えるために、「聞くだけ暗記法」や「見るだけ暗記法」などを試しましたが、学生のときにやっていた、『覚えきれていない英単語について、「英→日、日→英」の小テストを繰り返す方法』を紹介したいと思います。
これまで毎日チェックしてきた英単語のうち、やっぱり覚えられない英単語が残っていると思います。
私の場合は画像のように、「◯がついていない単語」が覚えられていない単語になります。
STEP1 英単語帳を何度も繰り返し読んでも覚えられない単語を、プリント用紙の裏などに縦に筆写します。
STEP2 縦に並べた英単語の横に縦線を引き、「英→日」の小テスト開始です。
STEP3 縦線の右側に、日本語訳を何も見ずに書いていき、どうしても思い出せなかった単語は、答えを見て日本語訳を書きます。ここで、答えを見ずに書けた単語は赤丸で囲みます。
今回思い出せた単語は、赤で囲んだ以下の4つの単語でした。
provoke 〜を引き起こす
vertebrate 脊椎動物
primate 霊長類
reptile 爬虫類
たった4つしか思い出せなかったの?って思うかもしれませんが、これら書き写した単語は、『何度も繰り返し単語暗記作業をしても覚えられなかった覚えにくい単語』だったわけですので、こんなものではないかなと感じています。
STEP4 次に、紙の英語の部分の真ん中で谷折りし、英語の部分が見えないようにします。(みなさん、谷折り(山折り)はご存知なんでしょうか・・・)
STEP5 上の写真のように、日本語訳だけが見えている状態にします。この状態で今度は『日→英』の小テストをします!
この段階の小テストの方法も、先程の小テストと同じく、英訳を何も見ずに書いていき、どうしても思い出せなかった単語は、答えを見て英訳を書きます。ここで、答えを見ずに書けた単語は赤丸で囲みます。
今回の日→英の小テストで何も見ずに思い出せた英単語は、赤丸で囲んだ以下の6つの単語だということがわかります。
霊長類 primate
爬虫類 reptile
トナカイ reindeer
ブナの木 beech
木の皮 bark
島皮質 limbic system
先程の小テストよりも正解数があがりました。これらの単語のうち、「英→日」と「日→英」の両方の小テストで正解した以下の単語に注目です。
霊長類 primate
爬虫類 reptile
私は、両方の小テストで正解した単語を『覚えた単語』として印をつけて、次からの小テストからは省きます。
STEP6 それからまた日本語訳の部分を隠れるようにプリントを折り(*)、「英→日」の小テストをもう一度実施します。
上の写真は(今回2回目の)「英→日」の小テストの結果です。赤丸で囲んだ単語が、何も見ずに思い出せた単語なので、初回よりもかなり多くの単語を思い出せたことになります。
STEP7 それから、「日→英」と「英→日」の両方の小テストで正解した単語は、「覚えたもの」とみなして小テストの対象から外すためのマークをつけます。
今度は以下の単語が「英→日」と「日→英」の両方の小テストで思い出すことができ、『覚えた』とみなした英単語です。
reindeer トナカイ
beech ブナの木
bark 木の皮
limbic system 島皮質
germ 病原菌
diabetes 糖尿病
leprosy ハンセン病
画像のように右側に「覚えた」という丸印をつけて、次の小テストの対象から外します。
STEP8 以下、同様に小テストができるように、左側の答えの部分をプリントを折ってかくして、小テストを繰り返します。
画像のように、繰り返すたびに小テストの対象ワードは減っていきます。
この覚えるべき単語が減っていく感覚はとても楽しいです。
答えになる部分を折り曲げ続けて隠すことで、このプリントはジャバラ折りされていきます。
ジャバラ折り
ジャバラ折りされた小テストプリントの残骸。
この方法のメリットとデメリット
メリット
・覚えていない単語だけ繰り返し小テストできる
・日→英、英→日の両方の小テストができる
・紙一枚あればいい
・テスト方法が簡単
デメリット
・発音や例文などのチェックはできない
・時間がかかる
デメリットとして一番大きいのは時間がかかることでしょうか。
ただ、覚えられることは確かです。
今後は、「英単語を聞くだけ暗記法」や、「見るだけ暗記法」とどちらが時間効率がいいか調べてみます。