破格?温泉付きマンションの驚きの金額!
テレビ東京ガイアの夜明け、今回のテーマは衣食住の「住」。コロナ禍によって急拡大した『リモートワーク』という新しい働き方によって自宅が仕事場になった職種の人が一軒家やマンションを購入する際、勤務地という選択肢が除外された。
そんな中大きな注目を集めているのが、地方にあるバブル時代の“負の遺産”と呼ばれた『リゾートマンション』。新潟・湯沢町にあるスキーリゾートとして造られたマンション群の中には、温泉や展望ラウンジ等高級タワーマンションにしか存在しない設備がついて購入費『75万円』の物がある。築30年程経過しているとはいえ、他にも10万円から数100万で購入できるマンションが多数存在する。
中古マンションとはいえ通常数千万円かかるが、人口減少や高齢化に悩まされる地方にとって、この新型コロナは地方移住を考える人を呼び込む千載一遇の機会。家賃並の価格設定は協力なアドバンテージとなった。
マンションはリノベーションで激変!!
そしてリノベーション業界も前年を上回る発注で賑わっている。自宅でのオンライン会議・オンライン授業に備えた改修も過去に無い程の発注もあるが、前述の通り中古マンションのオーナーや、管理組合によって、シェアオフィス、コワーキングスペースといった、自室以外のテレワーク環境の需要も急増しているのだという。
“負動産”と皮肉られたかつてのリゾートマンションも、時代の変化と新しい業態によって再び脚光を浴びる事となる。
新しい価値観を産み出す事は非常に難しく、運も味方に付けなければならない為、成功する人は稀有である。しかし誰かが見捨てた物・諦めざるを得なかった物に再び息を吹き込む事にはまだまだビジネスチャンスが残されている。そんな事を考えさせられた回だった。