ユニクロが掲げる“サステナブル”とは?
テレビ東京ガイアの夜明けにて放送された『ユニクロ』。高品質なものを低価格で販売してきたアパレル界の最大手だ。
そのユニクロが掲げた“サステナブル”。「持続可能な」を意味するこの言葉は大量生産・大量廃棄を問題視し、長年地球環境に優しい服作りに取り組んできたユニクロが、より環境への負担を減らそうと、リサイクルペットボトルを使ったポロシャツや、生地の洗いに使う水を9割以上削減したジーンズを開発している。
エコと利益の両立を図るユニクロ
服作りに関わらず、サステナビリティーは命そのものであり、地球の限界を意識し、負荷がかからずコストもかからずに継続してできる方法を追求していかなければならない所へ人類は来ているという。
ユニクロは各店舗でユニクロの古着を回収し、二次使用できるものを選別し救援物資として難民支援シリアなどへ送っているという。
また、劣化や損傷が激しい着る事が困難な服は細かく切り刻み、圧縮して車の防音材として再利用している。
この取り組みは14年も前から継続して取り組んでいる。
ユニクロの商売の哲学とは?
コロナ禍で話題となったユニクロのマスクも消費者の要望から誕生した商品だという。夏に発売された当日には全国で長蛇の列ができたが、秋を迎えた今、もう消費者のさらなる要望を取り入れた改良品を販売しているという。
それから9月に販売開始された『前あきインナー』と呼ばれる下着。介護を必要とする方の声から生まれた下着だ。これまでも老齢者、障がいのある方向けにそういった下着はあるにはあったが値段が高かったり、取り扱いが少なかった。ユニクロの技術・デザイン・価格で販売してくれた事で負担軽減に大きく貢献する事となる。
ユニクロの社長・柳井正
「商売は人の思いを感じ取り、その思い以上の物を作っていく。」のだと柳井氏は言う。
ユニクロはこれからも消費者に耳を傾け続け、誰にもできないと思われる事を克服し続けていくだろう。
我々も衣・食・住それぞれに命を感じ感謝しながら、活かす方法を考え続けなければならない。企業努力で済まさず、個々人が意識だけにとどめず、衣類や食品のロスを無くしていく事を実践していく時である。