“規格外”で廃棄になる?
今回視聴したテレビ東京ガイアの夜明け、テーマは【モッタイナイ 2021~今これ どうにかしよう!~】です。 農家の方が手塩にかけて育てた花や野菜ですが、取引先に出荷する際、約2割も廃棄されているといいます。その中にはほんのわずかなキズや、大きさの違いなどで“規格外”という扱いで捨てられる事も多いそうです。
廃棄となる理由は市場や出荷先の都合である事がほとんどで、買う側は加工のしやすさを第一に求める傾向にある為、わずかな大きさの違いは買い取りの対象から外されているのが現状でした。さらに2020年は新型コロナウイルスが流行したせいで、結婚式など各種イベントがことごとく中止され、さらに廃棄が広まる事となりました。
ジャパン・フラワー・コーポレーション の支援
そんな花農家に助け舟を出したのが、『ジャパン・フラワー・コーポレーション』と呼ばれる企業で、廃棄予定の花を買い取り店頭より安い価格で販売しているといいます。
このコロナ禍で廃業も考える花農家を救うべく、棄てられるはずの花を買い取り“訳アリ商品”として格安で販売し支援していました。のべ530万本の廃棄予定の花を売り上げへと変換させました。
※ジャパン・フラワー・コーポレーション ⇒こちら
地域おこし協力隊 のアイデア
他にも海産物の分野でも廃棄はとても多く、編みで目当ての魚を取る為にアミを使うが、その際大量の深海魚が網に入ってしまいます。1000種類を超える未知の深海魚をこれまでは即時に廃棄していました。しかし『地域おこし協力隊』の方の手により、食べられるかどうかの勉強会を実施するなどして、“深海魚直送便”として商品にしてしまいました。
※地域おこし協力隊 ⇒こちら
さらに。食べられない深海魚に関しても“ヘンテコ便”として見た目のユニークさを武器にした観賞用商品として売り出しています。
モッタイナイからはじまるフードロス
今回フードロスの取り組みとし一点、ショックを受けた事があります。毎日何万tという廃棄物が出ていますが、加工されていない一次産品と呼ばれる野菜や魚などの廃棄物は食品ロスには計上しないそうです。本当に毎日とんでもない量の廃棄物を我々は出しているんだと憤慨してしまいました。
番組の視聴はテレ東ビジネスオンデマンドで
ガイアの夜明けなどテレ東のビジネス番組は月額課金のサービス、テレ東オンデマンドで視聴できます。アプリを使えば2倍速再生などできて非常に便利です。今回のテーマは以下のリンクから視聴可能です。