耐水害住宅の生みの親 『一条工務店』
数十年おきに日本を襲っていた印象の自然災害ですが、最近は数年毎に大きな被害に見舞われている印象です。この異常気象と呼べる状況は世界中で様々な影響が観測されており、地球規模での問題となっています。今回視聴したテレビ東京ガイアの夜明け、テーマは【“異常気象”と共に生きる~変わる気候に対応せよ~】です。
近年も豪雨や台風による河川氾濫や土砂災害被害は後を絶ちません。そんな自然の猛威の前に新しい技術で立ち向かう企業がありました。静岡県浜松市にある『一条工務店』は何と耐水害住宅として、前代未聞の“水に浮く家”を開発したのです。一見すると普通の住宅と変わらない外見ですが、強化ガラスを使用した3層構造の窓ガラスで漂流物に強い構造と、ドアに自動車と同じ空気入りのパッキンを使用する事で水の侵入を完全に防ぐ事ができます。
さらに、水に浮かせる為に換気口に蓋をする仕組みや、水に浮上した際に家が流されないよう繋ぎとめる杭とワイヤーを設置する事で水害に強い家が誕生します。
“絶対に水に流されない家” 造りから生まれた逆転の発想! “水に浮く家” が誕生するまで
一条工務店はもともとは“絶対に水に流されない家”を計画したそうです。従来より重くしても水に浮いてします。さらに重くする為にコストをかけても水に浮いてしまう…。という悪戦苦闘を経て、いっその事“水に浮く家”として練り直した結果誕生したのだといいます。逆転の発想が見事にはまりました。
一条工務店が掲げる「日本全体を水害から守る」こと
一度でも家が浸水してしまうと、修繕にかかる費用は約1,000万円との事ですが、この水に浮く家の為に必要な追加費用は約70万円程度だといいます。 一条工務店の「日本全体を水害から守る」という決意が込められた価格設定にも感じ取れました。
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