フードデリバリー業界・日本一『ウーバーイーツ』とは?
昨年あたり急激に町中で見かけるようになったのが、黒くて大きなリュックが特徴の“ウーバーイーツ”。です。フードデリバリーにおいて国内No.1のサービスを展開する会社です。
今回テレビ東京カンブリア宮殿にて、【急成長を遂げる飲食業界の黒船 知られざるウーバーイーツの舞台裏】を視聴しました。
アメリカ『ウーバーテクノロジー』が開発
2016年、東京都心部から始まった“ウーバーイーツ”ですが、その本社はアメリカの『ウーバーテクノロジー』という会社です。ウーバーテクノロジーが開発したアプリ『Uber Eats』というアプリから提携店舗の商品を注文するのですが、このアプリがとにかく使い勝手が良いそうです。お店毎の配送手数料や配達時間が表示されている為検索しやすく、さらにソースの種類やライスの量まで選択できる為、家にいながらお店のタッチパネルを操作してるかのような快適さです。
ウーバーイーツの配達員専用のアプリとは?
さらに配達員専用のアプリ『Uber Driver』というものがり、配達員が出発ボタンを押した瞬間から仕事を開始する事ができ、好きなタイミングで仕事を終える事ができるといいます。その為、ウーバーイーツには多数の配達員を確保する事できていました。しかも地図アプリでお店・配達先までの位置情報を連携する事で、できたての商品を受け取り時・受け渡し時にロスなく提供できるものでした。
ウーバーイーツが生み出す三様のメリット
このウーバーイーツの成長の秘訣は消費者・お店・配達員へメリットが生じる仕組みを構築した事だと思います。
まず消費者へのメリットは、家にいながら数百円の配送手数料で商品を入手できる点で、朝早くから夜遅くまでデリバリーサービスを受ける事ができます。また、行列のできる料理なども持ってきてくれる可能性があります。
次にお店のメリットとして、駅から距離が離れている店や、こじんまりした分かりづらい場所にある店・駐車場のない店など立地面で不利なお店が、ウーバーイーツを通じて売り上げを伸ばせる可能性があります。悪天候で客足が遠のく日なども、ウーバーイーツの存在で逆に注文が増えるケースも増えたそうです。
そして配達員のメリットとして稼げる仕組みが多く存在し、多く配達する事で追加でチップと呼ばれるボーナスがもらえたり、ピーク料金という注文多発エリアで配達すると報酬が上乗せされるシステムもあり、歩合の中にモチベーションアップさせる要素を存在させていました。「やりたい時に やりたい場所で やりたい時だけ アプリをオンにすれば仕事ができる」という事をもっと定着させていきたいそうです。
ウーバーイーツ日本代表・武藤友木子氏が描くこれから
以上のような画期的なアイデアで急速に普及させてきましたが、ウーバーイーツの日本代表・武藤友木子氏はまだまだ発展途上で色んな箇所に改善する余地があるといいます。フードだけでなく、雑貨などギフトを送るサービスなども拡大していき、様々なものを手軽に届けられるビジネスとして成長していきたいと言います。
さらに武藤氏は急拡大した反面、良い面ばかりでなく悪目立ちしていった部分もどんどん改良していくべきだとも話していました。配達員との間に無かった補償制度を導入したり、一部マナーの悪い配達員が引き起こした商品廃棄問題なども、ウーバーイーツとして教育プログラムなどを確立する必要があると向き合っていました。
全国展開までもう少しです。一皮も二皮も向けて日本に根付くサービスになってくれそうです。
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