今回視聴したテレビ東京ガイアの夜明け、テーマは【もうゴミにはしない!~脱プラスチック2021~】です。2020年7月から全国で始まったプラ製レジ袋の有料化。物議をかもしながらスタートしましたが、いまだに不便さを感じる事も少なくありません。
全ては地球規模での環境汚染を解決する為で、世界60か国以上でレジ袋を有料化・禁止など規制を設ける取り組みを実施しています。
京都府・亀岡市の「レジ袋禁止条例」とは?
そんな中、とある日本の自治体が国よりも厳しい「レジ袋禁止条例」を施行したそうです。スーパーやコンビニはじめ、約760店舗を対象にレジ袋の提供を禁止します。そして違反した場合は指導勧告のうえ、改善が見られなければ事業所名を公表するという厳しい罰則もあります。全国に先駆け2021年1月1日から施行開始した自治体とは“京都府・亀岡市”というパラグライダーの聖地として知られる場所です。観光資源である保津川での川下りの際、景観を損なう程のプラスチックゴミや、レジ袋が至る所に散見されていました。
「レジ袋禁止条例」の為に住民説明会28回
議会で「レジ袋禁止条例」を掲げる背景までは納得できましたが、ここから亀岡市民に納得してもらう所が大変です。環境の為・地球の為という大義は納得ですが、レジ袋に代わる代替案も何もありません。施行まで職員が住民に対し説明会を開く事しか無いというのは情けなくもあり、納得を得られるとは到底思えませんでした。
しかし、亀岡市の住民達は不満を口にしながらも約7割も理解を得る事ができました。職員が市内28カ所すべての自治会で実施した説明会の熱意が伝わったのです。
亀岡市の「プラごみゼロ」クーポンとは?
すると市内の飲食店の店主から面白いアイデアが生まれました。「プラごみゼロ」クーポンとして、市内の飲食店でテイクアウトの際、持参した容器を使うと割引が受けられるといいます。
亀岡市のパラグライダーから生まれた「HOZUBAG」とは?
さらなる一手として、市の名物・パラグライダーの廃材を再利用したカラフルなバッグを用意しました。デザイン性と着眼点で評価され、東京の大手雑貨店でも取り扱われる事で、亀岡市の取り組んでいる環境問題を都市部へも発信する事に成功しました。
亀岡市が体現する脱プラスチックへの偉大なる一歩
今回亀岡市の取り組みは、深刻な環境問題を考えるきっかけ作りであるといいます。マイクロプラスチックによる海洋汚染など、今すぐに取り組むべき状況です。個人の取り組みなど焼け石に水などと思わず、環境に対する意識の変化が必要です。
番組の視聴はテレ東ビジネスオンデマンドで
ガイアの夜明けなどテレ東のビジネス番組は月額課金のサービス、テレ東オンデマンドで視聴できます。アプリを使えば2倍速再生などできて非常に便利です。今回のテーマは以下のリンクから視聴可能です。