食材の年間廃棄量とは?
テレビ東京ガイアの夜明け【それ棄てるの待った!
~食品ロス削減2020~】を観た。
今回のテーマは社会的問題の渦中にある食品ロス。“もったいない精神”が比較的根付いている日本においても年間廃棄量は600万トン。一人あたり50キロも捨てている計算である。改めて食品ロスの必要性が高まっている。
グランスタ東京のレスキューデリとは?
そうした中、東京駅に今年8月にオープンした「グランスタ東京」で興味深い取り組みが紹介される。
飲食店154店が集まるこの施設では営業終了の22:00、売れ残った弁当・パン等を全て買い取り、駅職員の休憩室内で従業員に対し、格安に販売するという。これが『レスキューデリ』という取り組み。本来売れ残りの商品は処理代を支払い、業者にて廃棄してもらう構造であったが、さっきまで売られていた自慢の商品が格安で購入できる、店と客・一挙両得のサービスと言えよう。
将来的には一般向けへの展開を考案中とあって広がりを期待できるのも魅力だ。
食品ロスの救世主『コークッキング』とは?
この『レスキューデリ』の取り組みを考案したのがベンチャー企業『コークッキング』。飲食店において連日大量廃棄を目の当たりにする社会構造に警鐘を鳴らすべく29歳の川越一磨氏にて生み出された。
この破棄される予定のものを再販売する事に着目したありそうでなかったサービスについて、やらざるを得ない状況になっているから誕生したという。
大量生産できる企業だけが食品ロスに取り組んで解決できる問題ではない。
家庭でもできる食品ロス『暗闇ごはん』とは?
ガイアの夜明けでは、ある浅草のお寺で取り組まれている特別な食の体験を紹介していた。『暗闇ごはん』というこの取り組み。
アイマスクをして真っ暗闇である料理を口にする。しっかり味付けされた「ナスのヘタの部分」「カブラの茎の部分」「固いカボチャの皮や野菜の皮をがんもどきにしたもの」。目隠しをして、食べる事に集中して食すとどれも美味しく食べれるという。
この食品ロスを打開するのは企業の斬新なアイデアや、日本政府の政策に頼りきるのではなく、個人家庭での意識を変える事も重要だと思えた。https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/info/lp/