2021年がん治療に新風が吹いた!
今回視聴したテレビ東京ガイアの夜明け、テーマは【独占取材!がんに立ち向かう ニッポンの最新技術】です。2020年11月、医療業界に大きな事件が起きました。それは日本初の手術支援ロボ『ヒノトリ』が誕生したことです。
このニュースがいかに衝撃的か説明しますと、まず今ある医療ロボはアメリカの医療品メーカーが20年前に誕生させた手術ロボです。『ダビンチ』と呼ばれるそのロボは、ほぼ独占状態に近いほど普及している状況でした。優れたマシンではあるものの、大型であるが故に専用の手術室が必要であったり、2億7000万円の巨額の費用がかかるのもネックでした。
国産の手術支援ロボ『ヒノトリ』とは?
そんな医療業界に誕生した国産1号の手術支援ロボ『ヒノトリ』は、川崎重工によって生み出されました。操作性が優れているのが特徴で、コンパクトで小回りが利き、8本のアームの中に関節を上下12カ所設ける事で非常に滑らかな操作性を実現させました。川崎重工のオートバイ造りのロボット技術と、日本の医療関係者の意見も取り入れられた画期的な手術支援ロボと言えるのです。
がんの3大療法とは?
そして、日本のがん治療に新しい選択肢も誕生しました。現在のがんの代表的な治療法は大きく分けて3つの方法があります。
1つ目が“手術”で、がんを切除するというものです。
2つ目が“抗がん剤”で、全身を対象にした治療ができ、手術ができないがんにも効く可能性があります。
3つ目が“放射線”で、放射線をがんに直接当てて破壊します。
この3つの方法ですが、どれも何らかの副作用があり、体への負担が大きいのが現状です。
第4の『光免疫療法』は副作用、体へのダメージが少ない!
そこに4つ目となる注目の治療法が光を当てて、がん細胞だけを狙い撃ち、副作用がほとんどないといわれる夢の治療法の名は、『光免疫療法』といいます。レーザー光と特別な薬剤を用いた治療法で、薬剤を投与する事で一カ所に集められたがん細胞にレーザー光を当てて破壊する事で、正常な細胞はほとんど死ぬことがないといいます。免疫細胞もしっかり残るため、体にダメージの少ない方法となります。
世界も注目する日本のがん治療
手術支援ロボ『ヒノトリ』と、副作用の少ない『光免疫療法』を待っている患者は世界中にいます。これからが出発点として多くの命が救われる事を願います。
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