ドローンは玩具店、ホームセンターでも手に入る
テレビ番組でもお馴染みになった小型無人機“ドローン”を用いた映像は、壮大さや臨場感、躍動感など様々な魅力を伝えてくれます。
今回視聴したテレビ東京ガイアの夜明け、テーマは【勃発!“空”を制する闘い~ドローン新時代がやってくる~】です。映像だけでなく、ドローンの持つ様々な可能性と、様々な問題点を紹介してくれました。
近年ドローンの販売価格や操作性といったハードルは相当低くなっており、初心者でも簡単に購入・操作できるといいます。ドローンを空撮だけでなく、“物流”や“医療”など様々な分野に応用していくに違いない!と思ってましたが、実用化を阻む壁はなかなか厚いようでした。
日本には飛行禁止区域が定められており、空港周辺や人口の密集した地域はドローンを飛ばす事ができません。東京都においてはほぼ全域といっていい範囲が禁止区域に定められていました。
上空にも保有者がいる!『空中権』とは?
さらに『空中権』と呼ばれる法律により、建物や土地の保有者はその上空300メートルの空中まで所有しているそうです。つまり、建物の敷地内は上空といえど飛行する際は許可が必要で、無人の畑や山でも上空を無許可でドローン飛行させてはいけない決まりとなっているそうです。
厳しいような気もしますが、ドローンによる盗撮被害や、ドローンが落下した際の対人・対物の破損事故などを鑑みると必要な法律と言えるのかもしれません。
空に道を作り出す『トルビズオン』
そんな空中権の許可を一軒一軒とって“空の道”を作り出そうとする企業がありました。2014年創業の『トルビズオン』という小さなベンチャー企業は空中権をクリアした場所をドローン利用者に仲介する事業を展開しています。山間部が多い佐賀県多久市に“ドローン物流”を誕生させ店や病院などと集落を結ぶべく尽力していました。
実証テストにおいては約1kmの距離を3分で到着し、山を越える飛行も成功させ、病院から家までピンポイントで薬を届けていました。将来的な高齢化社会や災害時などの物資の供給のモデルケースとしても大きな意味を持つプロジェクトとなりそうです。
番組の視聴はテレ東ビジネスオンデマンドで
ガイアの夜明けなどテレ東のビジネス番組は月額課金のサービス、テレ東オンデマンドで視聴できます。アプリを使えば2倍速再生などできて非常に便利です。今回のテーマは以下のリンクから視聴可能です。