2017年3月9日に立ち上げた会社名、タートルズ。英語名はTurtlez, Inc.といいます。
この社名、一発で覚えられやすい名前らしく、気に入っています。
よくどういう意図があって付けたんですか?って聞かれます。
次に、アメリカのヒーロー、『ミュータント・ニンジャ・タートルズ』のファンなの?って聞かれますが違います(笑)。
このタートルズという名前は3つくらい意味があって、話せば長くなるので、ここで社名の由来を書いておこうと思いました。
動物園からの卒業生なので
1つ目の由来が、前の会社の名前が動物園の英語名ZOOに似た名前だったので、この『動物園の卒業生』という意識があったので、動物名をつけたかったからです。
その会社は大学の同級生が起業した金融経済メディア。5年でマザーズに上場したすごい会社です。
その同級生は在学中から非常に目立っていて、卒業後は日本一の証券会社に入社し、そこでバリバリと働いてその会社の営業成績を次々に塗り替えるくらいのすごい男でした(笑)。
その友達が会社を立ち上げ、それから私に声をかけてくれたときは、非常に嬉しかったことを覚えています。
その会社で2年弱働きましたが、友達の期待に応えられたとは思っていないです・・・
自分は、もっとできると思っていたんですが、私のスキルはあまり役には立たなかったと思っています。
しかし、逆に学びは非常にたくさんありました。サービスとはどういうことなのか?
仕事をするとはどういうことなのか?他人のことを考えるとはどういうことなのか?
この2年間がなかったら私はただのひょうきんなおじさんになっていただろうと思っています。
また、過去の学歴にこだわりながらも、自分の現在位置に満足できなくてどんどん膨れ上がっていく自我によって、嫌な大人になっていっただろうなとも思っています。
そんな大人にならずに済んだのもこの友達の会社で働いたおかげだとおもっており、感謝の気持ちでいっぱいだからこそ、会社名は動物の名前にしたかったんです。
また、法人登記をした日も感謝の気持ちを忘れまいとして、3月9日のサンキューの日にしました。
それから、英語表記も普通は”Turtles”なのですが、前の会社の一文字をとって、”Turtlez”にしました。
これが社名の由来の一つ。
伝説のトレーダー集団
証券会社や投資系金融機関で働いている方はご存知かもしれませんが、もう一つの由来は伝説のトレーダー集団『タートルズ』からです。
1980年代のシカゴ。ふたりの伝説的トレーダー、リチャード・デニスとウィリアム・エックハートの間で、「株式投資などのトレーディング技術を教えることが可能かどうか?」を確かめるための実験が行われました。
すでに巨万の富を築いていた二人からすれば、この実験はお金持ちの遊びですよね。
デニスはトレーディング技術は教えることが可能であり、訓練すれば誰でも勝てるという信念があり、逆にウィリアム・エックハートは、トレーディング技術は教えることは不可能で、持って生まれた才能やセンスであるという信念があったそうです。
デニスの『養殖場のカメのように、トレーダーも育てられるよ』という言葉からこの実験は始まったそうです。
この結果は、プログラムの4年半の間に、生徒達が年平均80%の利益をたたきだし、ミリオネアになったということでデニスの勝ち。
この生徒達は『タートルズ』ということで一躍有名になりました。
私も、たくさんの人々に金融教育を実施する学校をつくりたいと思っていたので、このタートルズから社名を付けました。
後付の由来・・・『亀山社中』
会社を起こした目的は、『金融教育をする学校を創る』ということだったので、上記の伝説のトレーダー集団の名前が真の由来なのですが、社名の由来を説明する時間がなかったりするときは、『坂本龍馬さんのファンなので、龍馬さんが作った最初の会社、亀山社中からカメの名前をいただきました』と言っています(笑)
この理由、結構年配の経営者の方へのウケがよく、話も弾みます。
坂本龍馬ファンの経営者は多いですからね。
後付の由来・・・『インベスターZ』
あとあれだ、『Turtlez, IncのZは、漫画『インベスターZ』のZからもらっています』と言ったこともあります。
『金融教育の学校をつくりたい』と説明しても、なかなかイメージが伝わりづらいので、『漫画インベスターZみたいな、生徒がトレーディングをして経営をするような学校を作りたいんです』って言っています。
漫画を出すとか、より分かりづらくなったでしょうか・・・